タイ製造業の現場改善を仕組み化するために必要なこと

タイ製造業の現場改善を仕組み化するために必要なこと

現場改善の見直し

東南アジア・タイに進出している製造業において、MDや工場管理者のミッションは、生産効率の向上と不良率の削減に集約される。こうしたミッションに対して日々、現場改善を行いムダの削減を行っているが、現場改善を仕組み化して、PDCAを策定し運用している企業は多くはない。

現場改善を行うための課題の認識が感覚的であったり、仕組み化されていないという状況では、何度も同じ課題に悩まされるということになりかねない。
下記のような対応に限られるようであれば、現状の現場改善そのものを見直す必要がある。

●エラーやトラブルが多いクレームが増えた製品のみを対象にしている
問題が発生してからの対応になっており、都度の対応でしかなく根本の原因改善には繋がっていない

●キャリアの長い生産技術者を日本からタイに呼び、気づいた時に部分改善
企業にとってノウハウが詰まった存在のため効果が高いように思われるが、ローカライズ、ノウハウの蓄積に課題が残る

製造業の現場改善においては、次のように問題解決を4つのフェーズに分けて考える必要がある。

【フェーズ1】 課題を明確にし、現状を把握する
【フェーズ2】 ゴールを設定し、対策計画を立てる
【フェーズ3】 対策を実施し、トライアンドエラーで効果を確認する
【フェーズ4】 成果を定着させ、解決方法を仕組み化する

重要なのが、【フェーズ1】 課題を明確にし、現状を把握することである。
課題を洗い出し、課題意識の重要度や緊急度の再認識を行い、各事象の優先度を明確にし、製造現場を正しく把握する必要がある。
問題は突然起こるものではなく、見えない問題が顕在化するために起こる。
製造業で言われる”見える化”とは、見えない問題を洗いだし見えるようにすることであり、問題自体を起こりにくくすることである。

前述した対応ではこの部分が抜け落ちていたり、属人的になっているため、何度も同じ課題に悩まされたり、現状のままになっている。

そのためには、できるだけ詳細で定量的な情報を現場から集め、分析をすることが重要になる。
そして、より精度の高い情報がより効果的な分析を可能にする。
データを取得することから始めることが製造現場の”見える化”の第一歩となり、現場改善の入り口となる。
その上でどういった問題点があるのかを見極め、現場に合った改善方法が見つけていくことになる。

見える化や現場改善の取り組みとして、トヨタ自動車のあんどんが有名だが、最近ではIoTやビッグデータ、クラウド、AIの活用が有効となってきている。
バーコードやタブレットを使用した効率化や、設備から直接データを取得し自動的にデータ化されていく手法も増えている。
ITやIoTといったキーワードに対して、予算が莫大で大手にしかできないソリューションという認識で距離を置かれている方もいるが、基幹システム導入等の大きな現場改善ではなく、スモールスタートで始めることが可能なITソリューションも数多くある。

弊社、ネクストインダストリー社ではITやIoTを駆使した自動化や省力化といったソリューションから、管理会計の構築や分析と現場改善のお手伝いをさせていただいております。
上記内容で気になることがあればいつでもご相談下さい。

【お問い合わせ】
ネクストインダストリー株式会社 “タイ製造業にIoT導入を支援”
日本、東南アジア・タイでのIoTの事業内容にご関心をお持ちの方や業務提携のご相談などお気軽にご連絡ください。

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